Bank of Craft プロジェクトBank of Craftプロジェクトを開始します。

2023年7月24日

デジタル技術を活用した “日本人的美意識”の伝承と向上


季節を祝うお祭りや、子の成長を願う飾りものなど、日本各地の風土や風習を有形物として今に伝える伝統工芸品。
職人による手仕事で形づくられる品々には、日本人の美意識が反映されています。経済、産業、ライフスタイルが変化するにつれて、そうした伝統工芸と私たちとの距離は広がり、また高齢化や市場の低迷によってその文化までが失われつつあります。
Bank of Craftは、NFTなど最新のデジタル技術によって伝統工芸の継承と発展を目指します。デジタル上にその繊細さや匠な技術を残し、「知財・デザインデータとしてアーカイブするプラットフォーム」、さらには「最新のテクノロジーと表現による新たなビジネス提案の場」となります。
これまで実物の制作・販売のみを収益としていた工芸作家に、新たな収益をもたらし、デザインを商業利用する事業者に、明瞭な知財権管理とブランド認証によるライセンス保護を行います。つくる人と活用する人をつなげることで、伝統工芸に新たな創造性を掛け合わせます。
また、これまで伝統工芸に接点がなかった生活者に、デジタル上での新たな表現を用いたクリエイションの場を作ることができます。
日本のものづくりとして長く受け継がれてきた伝統工芸にデジタルデザインデータとして新たな息吹をもたらす。ものづくりの根源に宿る“日本人的美意識”を伝承していく。
それが、Bank of Craft の使命です。

Bank of Craft プロジェクト第1弾「民藝活版」


「Bank of Craft」プロジェクト第一弾として、ピハナコンサルティイングは、伝統工芸のデザインと活版印刷の技術を活用した名刺サービス「民藝活版」を2023年8月1日より開始します。
沖縄・琉球びんがた、群馬・桐生織、京都・西陣織等の伝統工芸デザインを、活版印刷の金型に活用することにより「民藝活版」名刺の売上げの一部が伝統工芸事業者に還元されます。
活版印刷は、東京都目黒区柿の木坂1丁目のデザイン会社の運営する活版印刷所「PRINT + PLANT」と連携をして制作を行います。

(「民藝活版」プロジェクト詳細:http://www.mingeikappan.com/